漢方薬、専門医を受診

一昔前、漢方薬というと、専門的な病院以外では病気の治療に用いられることは稀でした。
現在は、一般的な病院でも西洋薬と漢方薬が組み合わせて処方されるなど、漢方薬の効果が認められてきています。
比較的副作用の少ない、ポピュラーな漢方薬は薬局、ドラッグストアでも販売されています。
これだけポピュラーになり、どこでも手に入れやすくなった漢方薬ですが、その存在は知っていても使ったことがない人が多いようです。
それは、名前が難しいことも一因だと思いますし、西洋薬とくらべて効果が低いと思われているからです。
漢方薬には西洋薬にないよい面もあります。
それは天然の有効成分からできていること、体質に合わせて薬を選べること、副作用が比較的穏やかなことです。
漢方専門医を受診すると、症状が出ている部分だけでなく、まずは体全体のチェックが行われます。
主に、脈、舌、腹の状態をチェックします。
手首の脈が強く打っているか、舌の色、形、舌苔の有無のチェック、お腹が硬いか柔らかいか、お腹に力があるかどうかなど、目で観察し、手で触れてその体質をチェックします。
例えば、原因不明の咳で受診をした場合でも、お腹を触ったりします。
咳とお腹は一見無関係のように思えますが、漢方医療では当たり前の診断方法です。
同じ症状であっても、体質が違えば処方される漢方薬の種類も違います。
漢方治療における体質は、大きく分けると虚証と実証の2タイプ、細かく分けると6つのタイプに分類されます。
虚証タイプは、体力がなくて弱々しい、体つきが細くて華奢、顔色が悪く肌が荒れやすい、声が小さい、胃腸が弱い、下痢症、寒がり、冷え性などの傾向があります。
実証タイプは、体力がある、筋肉質でガッチリ体型、血色、肌ツヤがよい、声が太くて大きい、胃腸が強い、便秘症、暑がりなどの傾向があります。
漢方医学では、体の気・血・水のバランスが壊れ、乱れが生じると、体調が悪くなったり病気になるといわれています。
気(き)はエネルギー、血(けつ)は血液、水(すい)は水分代謝をあらわしています。
このように漢方医は、患者の体質を見極め、いろいろな観点から、不調や病気の原因を探ります。
ですから、西洋薬のように画一的な薬の処方ではなく、自分だけのオリジナルの薬を処方してもらうことができるのです。
漢方薬が特に有効なのは、原因不明の体調不良、不定愁訴など体の悪い部分が特定できない症状です。
更年期障害、月経前症候群などの女性特有の悩みにも効果があります。
病気というほどではないけれど、つらい症状がある人には漢方がおすすめです。

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